座頭市シリーズの先駆けとなる本シリーズの第一弾こそ、傑作の呼び声が高い。

4 Comments

  1. 天知氏は、田宮二郎氏『犬シリーズ』のしょぼくれていながら喰えない凄腕の木村準太刑事役で、田宮氏と軽妙にやり取りしながらも相手を同情させようと、
    「実は胸悪うしてのう…」
    と、明らかに平手造酒をセルフパロディ化して咳をして見せるのであった。

  2. 男ごころに男が惚れて… 名月赤城山を歌いたくなるような役柄がとても素敵なおふたりでした。市さんの純な心に救われた平手造酒:天知茂さん(31)が、最期は座頭市:勝新太郎さん(31)に看取られ、ようやく安息の時を迎えることができましたね。

  3. 天知茂も昭和二十年代終わりの、セリフ無しの端役の頃から好きだけど、吉田輝雄なんかが幅を利かせるようになると悪役なんかで納まっちゃった。好きなのはやはり「四谷怪談」や「女吸血鬼」や「地帯シリーズ」、「憲兵とバラバラ死美人」のどつかれ役や「女体渦巻島」や「女王蜂の怒り」の色悪なんかいいねぇ。倒産後、宇津井健や万里昌代なんかと大映に移った初役が、平手造酒だね。労咳病みの都落ち浪人で博徒の用心棒役は、「四谷怪談」の伊右衛門役や「地獄」の四郎役に通じる天地にピッタリ。もし眼に険が無く、もし雷蔵がいなかったら「眠狂四郎」は天知でも良かったと思う。同じ新東宝の江見俊太郎も、天地がまだ脇役の頃、4チャンネルで眠狂四郎を演ってたんだ。

  4. とても良い名優と言ってもいいんじゃあないかなぁ、善悪両方こなし、映画時代は割りに不遇の時を過ごしたけど、テレビに移ってからは、見事な主役を演じたけれど、五十代で亡くなられた、実に惜しい名優であった。

Write A Comment