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重松清の傑作小説を豪華キャストで映画化!『幼な子われらに生まれ』。

数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説「幼な子われらに生まれ」。刊行当時『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が重松と「幼な子われらに生まれ」の映画化の約束を交わし、21年を経た今、監督・三島有紀子(『しあわせのパン』『繕い裁つ人』)の手によって、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという個性溢れる豪華キャストで、ついに映画化が実現。

今回解禁する本編映像は、浅野忠信演じる主人公の田中信(たなかまこと)が仕事終わりにスーツ姿でひとり、カラオケに訪れるシーン。再婚した妻・奈苗(田中麗奈)との間に新たな命を授かるも、「ツギハギだらけの家族に、もうひとり、新しい子供を加える必要があるんだろうか」と複雑な感情を抱きつつ、奈苗の連れ子・薫(南沙良)には嫌悪感を抱かれ、挙句の果てに「本当のお父さんに会わせてよ」と言われ親子関係はギクシャク。さらには、会社でも出向となり倉庫番勤務で現場のリーダーから嫌味を言われる始末。プライベートも仕事も上手くいかない信が、ひとりカラオケでストレスを発散する姿が描かれる。

皺のない清潔な Y シャツにネクタイを緩めることなく、カラオケに没頭する信。音量を調整したり、画面の歌詞を目で追って直立で歌う姿は、田中信という生真面目な人物の性格をよく表している。 歌われるのは、エレファントカシマシの『悲しみの果て』である。「悲しみの果てに/何があるかなんて/俺は知らない」という歌詞は、まさに信の心情に寄り添っている。ほんの少し先の未来である“悲しみの果て”について歌っているだけなのに、真っ直ぐでストレートで力強い歌詞は、信が抱える悲しみを的確にあらわしている。
2017年8月26日公開

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