石原プロ初のテレビドラマ制作:『大都会』シリーズ概要
シリーズ概要
石原プロが映画制作から初めて本格的にテレビドラマ制作に挑戦した作品。
渋谷地域を管轄する架空の「城西警察署」を舞台とし、渡哲也演ずる刑事・黒岩頼介を主人公とする。
シリーズ毎の特徴
各シリーズは独立した世界観を持ち、作品カラーが異なる。
『大都会 闘いの日々』(第1作)
脚本家・倉本聰と石原プロの共同企画。
社会性が強く、暴力団事件をテーマにし、事件記者ドラマやラブストーリーの要素を持つ。
識者層から高評価を得るも、視聴率は低迷。
『大都会 PARTII』以降
日テレの単独企画に移行し、倉本聰から離れる。
銃撃戦やカースタントなどアクションシーンがメインとなり人気を博す。
『太陽にほえろ!』や『熱中時代』などと並び日テレを代表するシリーズに成長。
音楽と劇中の演出
第2作途中から渡哲也が歌うエンディング主題歌『ひとり』が使用される。
『西部警察』にも受け継がれる主演俳優が主題歌を歌うパターン。
劇中でJ.S.バッハの『パルティータ』やムソルグスキーの『展覧会の絵』が使用され、劇的な雰囲気を演出。
シリーズの終了とその後
石原プロは更にスケールの大きな作品を望み、テレビ朝日の破格の条件により日テレでのドラマ制作から撤退。
『西部警察』の製作を発表し、『大都会』の設定・キャスト・スタッフを引き継ぐ。
『大都会 PARTIII』終了時点で平均視聴率は20%を超えていたが、日テレの内部事情によりシリーズは終了。