『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)で新藤兼人賞をはじめ数々の新人賞を席巻し、『若き見知らぬ者たち』(2024年)でも注目を集めた内山拓也監督の最新作『しびれ』の特報映像が解禁された。
本作は、内山監督の故郷・新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する少年の20年間を描く自伝的作品。孤独な少年が“息をのむような大きな愛”に触れるまでの軌跡を描き出す。脚本は『佐々木、イン、マイマイン』以前から執筆が続けられてきた構想十余年のオリジナルとなる。
すでに国際的にも高い評価を受けており、昨年11月開催の第26回東京フィルメックスでは、日本作品で唯一コンペティション部門に選出。審査員から「静寂と変化、柔らかさと硬さが内包されたバランス感覚に満ちた映画」と評され、審査員特別賞を受賞した。さらに、今年2月のベルリン国際映画祭パノラマ部門にも正式出品され、ディレクターのマイケル・シュトゥッツから「観る者の心に長く余韻を残す作品」と高く評価されている。
特報映像は一切のセリフを排した構成。車を走らせる大地(北村匠海)の姿から始まり、振り返るその先に、幼少期の記憶の断片が次々と映し出される。鏡台の前で夜の仕事の支度をする母・亜樹(宮沢りえ)の横顔、その手伝いをする幼い自分。荒れる日本海、母の不在の中でさまよった景色、そしてわずかに過ごせた母との時間――。大地の20年にわたる記憶が、断片的に紡がれていく。
キャストには北村匠海、宮沢りえ、永瀬正敏、榎本司、加藤庵次、穐本陽月、赤間麻里子が名を連ねるほか、新たに亜樹の恋人役で奥野瑛太、大地と亜樹の生活に関わる建設会社社長役で赤堀雅秋の出演も発表。
内山監督が長年温めてきた渾身の一作『しびれ』。静かな余韻をたたえた物語が、観る者の心に深く響きそうだ。
監督・原案・脚本:内山拓也
出演:北村匠海 宮沢りえ
榎本 司 加藤庵次 穐本陽月
奥野瑛太 赤堀雅秋 赤間麻里子 / 永瀬正敏
企画・制作:カラーバード 製作幹事・制作プロダクション:RIKIプロジェクト 配給:NAKACHIKA
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