『川っぺりムコリッタ』(2021年)、『かもめ食堂』(06年)などの荻上直子監督の新作映画『波紋』が、2023年初夏に公開される。主演は筒井真理子。共演に、光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙らが名を連ねている。荻上監督は人生最高の脚本と自負する本作について、「私の中にある意地悪で邪悪な部分を全部投入したような映画になりました」と、コメントしている。

 主人公・須藤依子役を筒井、失踪した須藤依子の夫・修役を光石、息子・拓哉役を磯村が演じる。

 庭に作った枯山水の手入れが、依子の毎朝の習慣。今朝も1ミリ違わず砂に波紋を描く。“緑命会”という水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会に勤しみながら、依子はひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修が突然帰ってくるまでは―ー。震災、老々介護、新興宗教、障害者差別…世の中に起こっている得体の知れない闇は須藤家に縮図となって現れ、全てを押し殺した依子の感情が発露される時、映画は絶望からエンターテインメントへと昇華する。

 “緑命会”という新興宗教の代表を努める橋本昌子役にキムラ、信者である小笠原ひとみ役の江口と伊藤節子役の平岩らが絶妙に笑いを呼ぶキャラクターを体現。依子のパート先のスーパーで迷惑な客・門倉太郎役を柄本、依子と同じスーパーのパート先の清掃員・水木役を木野、依子の隣人・渡辺美佐江役を安藤が演じる。

 特報映像は、依子(筒井)が憎悪を剥き出しにした表情で夫・修(光石)に対する恨みを表すシーンから始まり、修の「俺、さっさと死ぬわ」という一言から一変して甲高く笑うシーンが印象的。ラストの「絶望を、笑え」という言葉が衝撃を与える。

筒井真理子
光石研
磯村勇斗 / 安藤玉恵 江口のりこ 平岩紙
津田絵理奈 花王おさむ
柄本明 / 木野花 キムラ緑子
監督・脚本 荻上直子
エグゼクティブプロデューサー:富田朋子 堤天心 小山洋平 高津英泰 久田晴喜 寺井禎浩 
プロデューサー:杉田浩光 渡辺誠 企画・プロデューサー:米満一正 
撮影:山本英夫 照明:小野晃 録音:清水雄一郎 美術:安宅紀史 衣装:宮本まさ江 衣裳(現場):村田野恵 
ヘアメイク:須田理恵 音楽:井出博子 編集:普嶋信一 記録:天池芳美 VFX:大萩真司 佐伯真哉 
音響効果:中村佳央 助監督:関谷崇 演技事務:竹村悠 制作担当:柴野淳 ラインプロデューサー:金森保 
宣伝:FINOR
映画「波紋」フィルムパートナーズ(テレビマンユニオン U-NEXT 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 讀賣テレビ放送 イオンエンターテイメント ジャストプロ)
製作幹事・制作プロダクション:テレビマンユニオン 制作協力:キリシマ1945 配給:ショウゲート
©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
hamon-movie.com

1 Comment

Write A Comment